
<プレシーズンゲーム:阪神-カブス>◇15日◇東京ドーム
カブス今永昇太投手(31)が阪神戦前に取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。
-調整具合は
もっとやりたいことはありますが、時間も限られてますし。その中でやれることをやれればいい。
-時差ボケ対策
行きの飛行機の中で、日本時間に合わせながら睡眠を取ってます。大きな時差ボケはないですね。フワフワしている感じはあるけど、特に問題ない。とにかく寝る時間を計算して。今寝ていいのか、寝ちゃだめなのかを逆算して、うまくいきました。ドラマ見ながらとかして過ごしてます。
-昨日藤川球児監督からどのようなアドバイス
自分のスタイルを通用しなくなったとしても信じた方がいいよと。自分を信じる力をいただきました。
-チームメートへの日本での過ごし方のアドバイス
スカイツリーとか浅草近辺とか、あのへんは観光地なのでそこに行ってもらうようアドバイスしました。
-日本に帰ってきて変わったところは
難しいけど、周りの方が僕を見てくれる目が変わったなと。相手のファンからも応援してもらうとかはなかったので。でも僕という人間は変わってないので。そこを表現できればいいかなと。
-メジャーリーガーとして東京ドームでプレーする意味は
僕のことだけじゃないので。僕の家族とか応援してくれる人とか。僕だけの夢で終わらせてはいけないと思う。開幕を迎えるにあたって、絶対にけがしちゃだめだし、それこそ風邪をひいてはだめだし、そのプレッシャーの中で過ごしている。とりあえず、絶対に3月18日を健康な状態で、生きて迎えるという使命をまっとうしたい。
-昨年メジャーでプレーして得たもので一番大きなことは
他人から見られている自分を想像すると、自分のハードルも上がりますし、やらなきゃならないこともたくさんある。自分が自分にかけられる言葉は、他人に見えないので、もっと親切にしてもいいんじゃないかと。そういういうものがシーズンを終えて、得たもの。
-どんな言葉をかけたいか
他人が求める自分を描く必要はないと思うので。自分自身が自分のハードルを上げすぎないように。もっと自分はできるはずなんですけど、できなくても、次に頑張ればいいじゃないかという声かけを自分自身の中にする。
-日本の時は自分を追い詰めていた印象だった
もちろんアメリカの選手のメンタルを聞いたりして、そういうメンタルでいいんだと勉強にもなる。そこはオープンマインドで、いろんな話を聞いたのが今の自分につながったりしてる。
-ユニークな面はアメリカで助けになるか
僕はいつも自分を何かに置き換える。日本にいる時に、こっちに来た外国人、どういう選手が好かれていたか、好感を持たれていたかというと、文化を取り入れて、受け入れて、何でもチャレンジしていく選手が、結果以上に受け入れられる。そこはすごく勉強になりました。それと同時に、日本に挑戦する外国人の素晴らしさを感じました。