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【センバツ】甲子園練習で元高野連審判・滋賀短大付監督が球審役に「シンプルに審判したかった」


滋賀短大付が甲子園の初練習で異例の球審役を導入しました。指導するのは保木淳監督で、彼自身が審判用プロテクターを装備し、捕手の真後ろで実戦形式の練習を見守りました。保木監督は甲子園出場決定後、球審の視点から選手たちに指導することを計画していたと述べています。練習は午後から始まり、内野のコンディションを考慮し、選手たちには甲子園での視点に集中するよう指示。新しいユニフォームも初公開され、校名が横書きに変更されました。これにより校名が『シタンフ』と略され、どこかわかりにくい状況を改善しました。

滋賀短大付・保木監督(左)は審判用プロテクターを装備し練習を見る(撮影・上山淳一)

甲子園初出場の滋賀短大付に14日、甲子園練習では異例の球審役が登場した。実戦形式の練習で、大窪玲輝(れいあ)捕手(3年)の真後ろで、同じ白のユニホームに同じ紫色のアンダーシャツ姿で防具も装着。その正体は、保木淳監督(39)だった。龍谷大在学時の約20年前に、地元滋賀県の高野連審判を務めた。甲子園出場決定直後には、聖地での練習での指導を、球審の視点から行うことを想定したという。「投手がどういうボールを投げるか、キャッチャーからの景色、見えるものがあるので見たかった。あと、シンプルに審判したかった(笑い)」と明かした。

昼過ぎから始まり、走者を置いた実戦形式の練習を行った。「子供たちには『午後からで、内野が多分荒れているし、ノックをやっても試合の土の状態ではないから、それなら甲子園で守る景色、走る景色、打つ景色など景色に集中して練習しよう』というテーマで臨んだ」と振り返った。

この日は、校名が縦書きから横書きになった新ユニホームをお披露目。「『滋賀短大付属』でわかりやすいようにしました」。昨秋までは「滋短附」と縦書きだったが、「シタンフでは、どこ?ってなるので、わかりやすいように」と説明した。【中島麗】

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