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【センバツ】横浜が甲子園練習 雰囲気にのまれず落ち着いたプレーで準備万端 秋の王者の貫禄


第97回選抜高校野球大会が迫る中、横浜高校は甲子園球場での練習で、6年ぶりに甲子園の舞台に立つにもかかわらず、落ち着いた動きを見せた。特に昨秋の関東大会での成功を支えに、選手たちは甲子園の環境に順応する準備を重ねてきた。監督の村田浩明も、選手と監督としての豊富な甲子園経験を活かし、選手たちの緊張を和らげている。練習では、キャッチボールからシートノック、投内連係、ケース打撃と、短時間で甲子園での動きを確認した。主将の阿部葉太は、練習の成果として自分たちのプレースタイルを保持することに自信を示した。これらの準備を通じて、選手たちは甲子園での本番に向け、精神力と技術の両面で万全の態勢で臨むことができるだろう。

甲子園球場のマウンドで投球練習をする横浜の織田(撮影・上山淳一)

第97回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の甲子園練習2日目が14日、甲子園球場で行われ6年ぶり17回目出場の横浜(神奈川)ナインも参加した。

昨秋の関東大会王者らしく、大舞台でも動じない。この代の選手たちにとっては初めて足を踏み入れる甲子園の舞台にも、落ち着いた動きを見せた。前の東海大札幌の練習終了間際からグラウンド脇でキャッチボールを開始。体は万全な状態で練習開始の午前11時30分を迎えると、まずはシートノックから開始。同35分からは投内連係と、キビキビを動き、残り20分はケース打撃を行った。

選手として、監督としても甲子園を経験している村田浩明監督(38)らしい。選手として03年春準優勝、04年夏8強入り。監督としても、21年夏、22年夏と甲子園を経験したからこそ、甲子園の動きは知り尽くしている。試合前の準備と頭の整理。甲子園の広さ、声の響き、攻守交代など、テンポアップを必要とされても動じずに力を発揮する精神力。この冬の練習では常に甲子園を想定し、練習を重ねてきた。「どれだけ選手が環境、雰囲気に慣れてくれるか。準備はしてきたので、任せている。うん、結果どうこうよりも感覚がわかったのはプラスに考えています」と話し、準備万全アピールした。

主将の阿部葉太外野手(3年)は「雰囲気にのまれることなく、自分たちの野球ができるように練習をしてきた」と話し、常にピンと張り詰めた空気が流れる中で練習を積んできた成果を発揮した。

試合の準備から試合へ。わずか30分の中にも、横浜らしさが詰まった甲子園練習だった。

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