
第97回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の甲子園練習が14日、甲子園球場で行われ、4年ぶり出場の明徳義塾(高知)も登場した。歴代最多39度目の甲子園出場の馬淵史郎監督(69)もグラウンドでじっと選手を見つめた。
練習後の囲み取材では初戦の相手である健大高崎(群馬)の話題も上がった。今大会注目右腕の石垣元気投手(3年)の印象を問われると、「石垣が全然だめらしいね。ハハハ(笑い)」と不敵な笑みを浮かべた。映像で研究済みだが「故障してるの? 投げられるんかな?」と相手エースが気になるようす。「本調子じゃないことは聞いてます」と情報は入手して準備を進めている。
秋の公式戦では左腕の下重賢慎投手(3年)が石垣よりも試合数、イニング数でも上回っており、映像を通して「下重は順調にいってるみたいですよ」と警戒。「うち練習試合で不思議と今年解禁なってから全部左ピッチャーなんですよ。右投げを出してもらいたいけど、右でいいのおらんから申し訳ないけど左でと。全部左ピッチャー」と明かし、図らずとも左腕対策も抜かりないようすだった。