
<オープン戦:ソフトバンク-巨人>◇13日◇みずほペイペイドーム
巨人山崎伊織投手(26)が5回3安打3失点で降板した。
初回は周東を二飛、谷川原を遊ゴロ、柳田を空振り三振に抑え3者凡退。2回は先頭の山川に死球を与えたものの、後続を抑え無失点で切り抜けた。
だが、3回に1死走者なしから川瀬に136キロのカットボールを右翼席のテラス席に運ばれ、先制点を許した。4回は1死三塁から正木に中犠飛を浴びて追加点を献上。さらに、5回には先頭のリチャードに直球を捉えられ、左中間スタンドに運ばれるソロ本塁打を浴びた。
それでも、随所でらしさも発揮した。90キロ台のスローカーブや走者無しの場面でもクイックを駆使して、相手打者を幻惑。一発に泣いた形にはなったが、試合はつくった。ソフトバンク先発の伊藤とは、20年ドラフトで同期入団した間柄。甲斐拓也捕手(32)の人的補償で巨人に移籍した元同僚との投げ合いを演じた。