企業の成長を支える「従業員満足度」は、今や重要な経営指標となっています。NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が発表した2024年の「企業における従業員満足度調査の実施状況」では、企業が従業員満足度調査(ES調査)をどのように実施し、その効果や課題をどのように認識しているのかが探られました。
調査結果によると、ES調査の実施率は68.9%で、前回(69.2%)とほぼ横ばいです。しかし、実施頻度は増加傾向にあり、「年複数回」の実施が44.8%に達しました。また、調査の実施方法において、「他社が開発したアンケートツールを活用して自社で実施」が大幅に増加しました。特に実査の部分での活用が目立ち、調査を行う企業の35.3%がこの方法を選択しています。
ES調査を通じて得られる満足度は高まっており、特に「調査設計」や「結果の分析」における満足度が顕著です。調査目的の達成度や施策への反映度も高い評価を受けています。しかし同時に、「調査や設問設計の専門スキルが不足している」という課題も浮かび上がっています。
この調査は、企業が従業員の働く環境をどのように改善するかを考える重要なデータとなります。今後、NTTコム オンラインは、より多くの企業が従業員満足度を効率的に測定し、施策に反映できるよう支援を継続していく方針です。これは、企業の成長だけでなく、従業員一人ひとりの幸福感を向上させるためにも重要です。
詳しくはNTTコム オンラインの公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道