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【阪神】藤川球児監督が中野拓夢らを評価したポイントは「ベンチの選手もこうするのかと」


阪神タイガースは西武ライオンズとのオープン戦で3-2と逆転勝利を果たしました。新外国人のジョン・デュプランティエ投手が3回を無失点に抑える安定したピッチングを見せ、打線は5回に島田海吏の2点三塁打で同点、高寺望夢の適時打で逆転しました。中野拓夢は「9番DH」として出場し、2安打を放ち、特に西武の今井達也投手から唯一の安打を記録。藤川球児監督は、中野の9番起用について、選手たちの多様な可能性を見極める狙いがあったと説明。高寺望夢の成長を見守りながら、現レギュラー選手の質の高さも再確認しました。

西武対阪神 戦況を見守る阪神藤川監督(撮影・滝沢徹郎)

<オープン戦:阪神3-2西武>◇12日◇ベルーナドーム

阪神が逆転勝ちでオープン戦4試合ぶりの白星を収めた。

先発の新外国人ジョン・デュプランティエ投手(30=ドジャース3A)が、3回1安打無失点と好投。

4回まで1安打に抑え込まれていたが、5回に打線がつながり、島田海吏外野手(29)の2点三塁打で同点。高寺望夢内野手(22)の適時内野安打で、逆転に成功した。

また、中野拓夢内野手(28)が「9番DH」で出場し、2安打。4回を0封された西武今井達也(26)からは唯一の安打を放った。

藤川球児監督(44)は不動の2番だった中野の9番起用について説明した。

「まあ、いろいろ可能性を見てですね。交流戦までは見ていませんけど。高寺の2番と、セカンドで(今回使いたい)というところと。やっぱり中野の動きですね。今井投手は素晴らしい投手なので、そこで出塁をしていた選手というのは、やっぱり今までのレギュラー陣。ヒット以外でフォアボールを取るとか。そういう部分は、ベンチに座っている選手たちも、こういうふうにして出塁するのか、とかは見えたんじゃないですかね」

今井から出塁したのは四球を選んだ前川右京外野手(21)と森下翔太外野手(24)、安打の中野だけ。売り出し中の高寺のポテンシャルを見極めながら、レギュラー陣の質の高さをあらためて評価した。

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