
浦和レッズのGK西川周作(38)が、鹿島アントラーズの記録阻止へ燃える思いを口にした。
西川は8日の前節ファジアーノ岡山戦でJ1通算200試合完封を達成し、チームの今季初勝利に貢献した。次節はカシマスタジアムでの鹿島戦だ。
浦和と鹿島の対戦は、直近3年間は6戦すべて引き分け。しかも、鹿島はホームで25戦無敗でJ1のリーグ記録に並んでおり、浦和戦で引き分け以上で記録更新がかかっている。
鹿島は公式X(旧ツイッター)で動画とともに「舞台はカシマ。そろそろ決着、つけようか」とポストしている。鹿島のXを見たという西川は「素晴らしい動画でこっちも燃える。自分たちも本当に楽しみな一戦」と話し「自分たちが止めたいと思いますし、まずは鹿島に勝ちたい。首位のチームに突っ走られたら困りますし、自分たちも(頂点を)目指しているところ。自分たちの力で食い止めることが大事になってくる」と話した。
チームは開幕から5戦目にして初勝利。そこで西川は200試合完封を達成したが「通過点」と冷静だ。「記録に残るのも大事だけど、皆さんの頭の中に記憶として残るプレーヤーで最後、終われたらと思う。まだまだ、皆さんの記憶に残る選手にはなっていない」と言い切った。
浦和に在籍し12年。天皇杯、ルヴァン杯、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルは取ったが、唯一、リーグ戦だけはとれていない。「タイトル取るところが一番記憶に残ると思う。浦和のサポーターの方は06年のリーグ優勝がずっと残っていて待ってくれている。そこはアップデートしたい。無失点が多ければ、チームを後押しできる。助けていけるような働きをしたい」。まずは201試合目完封で、首位鹿島を止める。