
<オープン戦:ドジャース-ガーディアンズ>◇11日(日本時間12日)◇アリゾナ州グレンデール
ドジャース佐々木朗希投手(23)が、オープン戦2度目の登板で4回を1安打2四球無失点1三振のピッチングを披露した。初登板は4日(同5日)のレッズ戦で、3イニングを2安打2四死球5三振で無失点だった。有力とされている19日のカブスとの開幕2戦目の先発へ、好アピールを見せた。
【佐々木の一問一答は以下の通り】
-開幕へ準備は
「前回よりも思うようにいかなかったところもありますし、自分の悪い癖が出そうになったので、逆にシーズン開幕前にそういった悪いところが今のうちに出てくれて良かったなと思ってます」
-悪い癖を直すには
「基本的には下半身の使い方だと思うんですけど、試合に向けて準備してきたことは前回と変わらなかったので、やることは変えずに。ただフォームの意識の中で、ちょっとしたずれだったり、そういったところを直していきたいなと思ってます」
-今日の感覚とキャンプ初日の感覚はどれくらい違うか
「状況が違うので、一概に比べられないんですけど、確実に良くなってると思いますし。でもまだまだな部分もあるので、そこはもうシーズン始まりますけど、シーズン中も改善しながらやっていきたいです」
-試合で投げることによってより集中できたか
「試合と練習じゃアドレナリンだったり、そういうところも全然違うと思うので。また(打者の)反応を見て気づけることもあると思うので、違うと思います」
-日本で開幕を迎えることについて
「まずメジャーで投げられたらうれしいですし、そこで活躍するためにやってきたので、すごく興奮しますし。それをまた東京で迎えられるのは特別というか、なかなかないことだと思うので、本当にここまでケガなくやってこられてよかったなと思ってます」
-WBCで共に戦った大谷、山本と日本に戻れることは
「日本人の2人の選手と一緒にプレーできるのはすごくうれしいことですし、自分も早くそういった位置にたどり着けるように、追いつけるように、まずは頑張りたいなと思います」
-3月11日の登板となったが、志願してこの日になったのか
「たまたまです」
-今日のテーマは
「予定のイニングとか球数を投げ切るところがまず一番だと思うので、球数自体はちょっと少なく終わってしまったんですけど。イニングをしっかり投げられたことは良かったですし、その中で悪い癖だったり反省点も出たので、シーズン前にしっかりそこを受け入れた状態で、また開幕に向けて調整したいと思います」
-ツーシームと表示される球があったが
「まっすぐですね」
-降板後ブルペンで何球か投げてたが何球を
「15球ぐらいです」
-前回より球速が出ていなかったが直球の手ごたえは
「調整してきた過程だったり、投球フォームについて大きく変えたわけではないんですけど。ただ自分の中でもう少し強いボールを投げようとか、いろいろ前回と全く一緒ではない中で、少し違ったところでうまくいかなかった部分もあるので。それはそれで出てよかったなと思いますし、また振り返って調整して、シーズン中大事な時にいいピッチングができるように、今の時期は試行錯誤しながらやっていけたらなと思ってます」
-バッターの反応で気づいた点は
「前回と今日でまた投げてるボールもバッターも違うので、一貫してることはないと思うんですけど。フォークボールはしっかり決まれば抑えられるなっていう感覚はありますし。まっすぐもフォークもうまく使いながら。あとはスピードも出てたらちゃんと押し込める感覚はあるので、まずはバッターがどうこうよりは自分のベストを出す方が優先かなと思ってます」
-捕手スミスと何か試合前に話は
「1回ライブBPで組んでるので、配球というか、自分の投げるコースだったり、投げたいボールだったりとかも伝えてあって。そこを試合の中で自分でやりながら、あとはキャッチャーがどういう風に考えてるのかも話しながら、そこまでコミュニケーションはまだ取れてないですけど、今日はいい感じでできたんじゃないかなと思います」
-キャンプでびっくりしたことや苦労したことは
「そうですね、朝ミーティングが結構あるんですけど、それが長いということですね」
-アメリカはデータが多い。データは大事にするか、どんな使い方をするか
「そうですね、データも感覚もどちらも大事だと思いますし、ただ自分の感覚以上にデータが教えてくれることも実際あると思うので、そこはうまく良いとこを取り合いながらというか、そんな感じかなと思ってます」
-今日は3月11日。いろんな経験をしてこの舞台に立って、改めて佐々木選手にとって野球は
「そうですね、なんて言うんですかね、いつも学生の頃から毎日野球があって、そこに夢中になって練習してきて。すごくそこから交友関係だったり、自分の性格というか、そういうところも野球に影響された部分はあると思うので。そういった意味ですごくなきゃいけないものだと思いますし、野球に助けられたところもあるのかなと思います」