
<AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):横浜4-1上海海港>◇11日◇ラウンド16第2戦◇日産スタジアム
横浜F・マリノスが上海海港(中国)を4-1と圧倒し、2戦合計5-1で昨季に続いて8強入りした。エースFWアンデルソン・ロペスが第1戦の決勝点に続き、この日も2得点。悲願のアジア初制覇を目指し、準々決勝以降はセントラル開催(4月25日~5月3日)となるサウジアラビア行きの切符を獲得した。
横浜はFW宮市を右サイドバックに配置した超攻撃的な4-3-3で臨むと、前線からのプレスで先手を取った。前半2分、敵陣で素早くボールを回収するとMF植中のパスから左FW遠野へパスが渡り、左足でゴール。ショートカウンターが決まり、幸先良く先制点を挙げた。
前半29分には中盤でルーズボールを奪ったMFクルードがドリブルで前へ運び、斜め前を走り抜けるアンデルソン・ロペスの足もとへ短くパス。DFラインを突き破り、左足でゴールを奪った。
前半35分にCKから上海海港のFWレオナルド・ナシメントに体ごと押し込まれて1点を返されると、すぐさま3分後にAロペスのパスから遠野がゴールネットを揺らした。しかしVARチェックでオフサイドで取り消された。
しかし前半44分、左サイドからMFクルードが素早く抜けだし、Aロペスを経由してヤン・マテウスへ。冷静に左足でゴール左隅へ流し込み、3-1とリードを広げた。
後半も横浜が攻撃力を見せつけた。同11分、左CKからの相手クリアを拾ったクロードが約30メートルの距離から豪快なロングシュートを放つ。ボールは左ポストに直撃したが、跳ね返りを拾ったDFウォルシュがシュート。これが最前線にいたAロペスへつながり左足でゴール。7点のアルナスルFWクリスティアノ・ロナウドを抜き、今大会単独トップに躍り出る9点目となった。
後半26分にもAロペスが縦に抜けだし左足シュート。GKがセーブしたボールを植中が押し込んだが、ここはオフサイドでノーゴールとなった。逆に後半28分に左クロスから上海海港のFWグスタボに頭で押し込まれたが、VARチェックでオフサイド。横浜の元指揮官マスカット監督が率いる相手も攻撃的なスタイルで応酬した。
終盤も積極的いシュートを放ち、アタッキングフットボールを貫いた横浜。さらなる追加点こそ生まれなかったが、ホームサポーターの力強い声援を受けながら圧勝した。