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森保監督が前田大然のトップ起用示唆「得点は常に最高にありがたい」13日W杯予選メンバー発表


アビスパ福岡が京都サンガF.C.に1-0で勝利し、今シーズン初の連勝を達成しました。この試合を視察していた日本代表の森保一監督は、京都でのアグレッシブなプレーに魅了されたとし、試合後のインタビューで日本代表選手選考の進捗を報告しました。彼は、森保監督は、北中米大会アジア最終予選に向けた情報収集が順調に進んでいると語りました。特にFW前田大然の成長と得点力に注目し、代表での起用も示唆しました。2月以降の公式戦で11得点3アシストと活躍する彼のパフォーマンスを高く評価し、その得点力を代表チームでの戦力として考慮する方針を固めました。森保監督は、代表スタッフが選手選考に向けて可能な限り多くのデータを収集しており、選手招集への準備が整っていると自信を示しました。日本代表メンバーは13日に発表予定です。

前田大然(24年11月撮影)

<明治安田J1:京都0-1福岡>◇9日◇第5節◇サンガS

アビスパ福岡が京都サンガF.C.を下し、今季初の連勝を飾った。

日本代表の森保一監督(56)が視察。「両チームともアグレッシブにボールを奪ってゴールに向かっていくプレーが出た試合。コンセプトをぶつけ合ういい展開の試合だった」と自身も98年にプレーした京都での熱戦を振り返った。

13日には、26年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会のアジア最終予選を戦うメンバーが発表される予定。勝てば8大会連続出場が決まる試合(20日バーレーン戦、25日サウジアラビア戦)に臨むメンバー発表前、最後となる視察を終え「我々、代表スタッフが選手招集に向けて、でき得る情報収集は確実にやってこられている。映像も含めて多くの選手を見ていくということは、今回もやれた」と順調に進んでいると説明。FW上田綺世(26=フェイエノールト)FW小川航基(27=NECナイメヘン)DF伊藤洋輝(25=バイエルン・ミュンヘン)ら負傷から復帰している選手については「これまでの活動でコアメンバーとして活躍してくれていた選手たちが回復して、またよりベストな状態で次の3月の活動に向けてチームづくりができる」と話した。

セルティック(スコットランド)でゴールを量産しているFW前田大然(27)について問われると「彼が持っている力が、いろいろな経験をする中でさらに伸びてきている、成長してきていると思う。もともとスピード、ガッツがある選手で攻撃にも守備にも関わるところから、ウイング、トップ、ウイングバックでのそれぞれ最適なプレーを整理して、思い切ってプレーできている」とコメント。「スピードがあって、かつ2度追い、3度追いができて、上下動もできる。彼にしかできない能力を持っている。日本が世界で勝っていく中で、現時点で全員攻守は欠かせないところ。攻撃的な選手である大然がフルパワーで攻撃も守備もこなしてくれるというのは、チームのコンセプトの中で大きな役割を担ってくれる」と続け、その必要性を強調した。

欧州チャンピオンズリーグ(CL)も含めた2月以降の公式戦9試合で11得点3アシストと爆発する前田を、代表でもトップの位置で起用する考えも示唆。「得点は、常に最高にありがたいことなので。得点を奪える選手やチームの構成は考える部分。彼がトップの選手として結果を出しているところはオプションとして考えていきたい」と明言し、その得点力を代表にも生かす考えを口にした。

代表メンバーは13日午後1時に発表予定となっている。【永田淳】

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