
<明治安田J1:京都0-1福岡>◇9日◇第5節◇サンガS
アビスパ福岡がアウェーで京都サンガF.C.を下し、連勝を飾った。
前半は両チームGKの好セーブが光った。積極的なプレッシングからの鋭い攻撃で優勢に立った京都は36分、セットプレーから決定的なシュートを放つ。中央やや左からの直接FKのチャンスを得ると、MF平戸太貴(27)が右足でゴール左上に運ぶ完璧なキック。しかしこれを福岡GK村上昌謙(32)が右足でセーブ。惜しくもネットを揺らせなかった。
一方の福岡も同41分に決定機を迎える。スローインから押し込んでチャンスを作り、最後は右からMF紺野和也(27)が右足でフィニッシュ。しかしこれも素早くポジションを移したGK太田岳志(34)が体でストップし、互いに得点を許さないまま前半を終えた。
試合が動いたのは後半20分。福岡がロングボールを入れると、途中出場のFWウェリントン(37)が前線で競り勝って頭で流す。これを受けた紺野がコントロールした後に左足でニアサイドを抜き、均衡を破った。
リードを最後まで守り切った福岡は、前節のヴィッセル神戸戦に続くウノゼロ勝利。開幕3連敗の後に2連勝とした。