
<オープン戦:阪神-巨人>◇9日◇甲子園
楽天から新加入した巨人田中将大投手(36)が、阪神とのオープン戦に先発し、移籍後初めて甲子園のマウンドに上がった。
スタメン発表時に「ピッチャー田中将大」とアナウンスされると、巨人ファンが陣取る左翼席のみならず、スタンド全体からどよめきが起こった。
1回は、先頭の近本にストレートの四球を与えたが、2番中野を142キロの速球で遊ゴロ併殺、3番佐藤輝は痛烈なライナーを一塁の秋広が好捕した。
2回は、先頭の森下に初球の142キロの速球を左前にはじき返されたが、5番大山をスライダーで空振り三振に抑え、捕手の大城卓が森下の二盗を阻止した。6番前川は117キロのカーブで見逃し三振に抑え、この回2三振を奪った。
3回は、先頭のヘルナンデスに左翼フェンス直撃の二塁打を浴び、8番木浪は145キロの速球で遊ゴロで1死三塁。9番坂本を四球で歩かせた後、近本の一ゴロの間に1点を奪われた。2死一塁から中野は三ゴロに抑えた。
3回を投げ、2安打1失点、2奪三振、48球でマウンドを降りた。2番手には赤星優志投手(25)がマウンドに上がった。
田中将は、前回登板の2日ヤクルト戦は2回無失点に抑え、阿部慎之助監督が開幕ローテーションについて「(先発の)6番目だと思う。入れてるつもり」と明言。開幕3戦目となる3月30日のヤクルト戦(東京ドーム)で登板するプランで進めている。