
<オープン戦:西武3-2楽天>◇8日◇静岡
西武の支配下選手は64人で、8日時点でまだ6枠が余っている。モンテル外野手(24)もそこをつかみ取るべくアピールが続く。
8日の楽天戦は途中出場。6回の初打席はしっかり捉え、いい角度で上がったものの惜しくもレフトフライ。ただ8回2死三塁のチャンスでは、追い込まれながらしぶとくレフト前へ。結果的に決勝点となり「ああいう場面で凡退することも多かったので、チャンスで決勝点になって、追加点がほしいところで打てたのは良かったです」と仕事への手応えを口にした。
四国IL・徳島時代はオリックス茶野と1、2番を組んでいた。脚力とそれを生かした外野守備には定評があり、あとは1軍で打てるかが試されている。「走攻守、もっとアピールが必要なので」と立ち位置は自分が一番知る。「代走か守備固め」に起用が限られるなら、簡単には2桁背番号は手にできない。
すらりとしたモデル体形なだけでなく、本当にモデル経験もある。黄色いバッティンググローブなどもどこか映える男。「開幕までに(支配下に)上がれるように、誰よりもアピールしたいです」。1年前は桜咲く前にアピールも失速。今年はむしろ、加速したい。【金子真仁】