
<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):ベンフィカ0-1バルセロナ>◇5日(日本時間6日)◇ラウンド16第1戦◇リスボン
バルセロナのフリック監督(60)が「22分以降1人少ない状態でプレーしたが、素晴らしいパフォーマンスだった」と話した。
バルセロナはアウェでベンフィカ(ポルトガル)と対戦した。前半半ばにクバルシが一発退場になり、ベンフィカの猛攻を受ける苦しい展開になる中、後半16分に相手DFのパスミスをカットしたラフィーニャがペナルティーエリア手前で左足を振り抜き、グラウンダーのシュートをゴール右下隅に突き刺した。これが決勝点となり、バルセロナは1-0で先勝した。試合後、フリック監督がインタビューで話したもようをスペイン紙マルカが伝えている。
フリック監督はまず、「とても誇りに思う。22分以降1人少ない状態でプレーしたが、素晴らしいパフォーマンスだった。選手たちはよく走ったよ」と喜びを露わにした。続いてインテリジェンスな試合をやれたかという質問に対し、「その通りだ。我々には今日、素晴らしいGKがいた。選手たちはよくやってくれた」と称賛した。
ファインセーブを連発してクリーンシートを達成したGKシュチェスニーについては、「とても嬉しいよ。10人でプレーして無失点に抑えたことは重要だ。彼は素晴らしいパフォーマンスを披露し、我々を救ってくれた。彼やチームのことを考えると幸せだ。彼は試合を重ねるごとに自信を深めているし、我々の守備も良くなっている。彼は素晴らしいGKだ。彼が素晴らしい試合をしたと話したが、彼だけではない。全員がよく戦ってくれた」と満足げに語った。
また、フリック監督は司令塔を務めるペドリについて「信じられないほどすごいレベルにある」と言及。クバルシの退場で下げざるを得なかったダニ・オルモについては「誰かを選ばなければならなかった。それは彼のパフォーマンスとは関係ない。戦術的な調整によるものだ。我々はうまくやることができた」と交代理由を明かした。(高橋智行通信員)