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【阪神】ドラ1伊原陵人が開幕ローテ争いに残る 教育リーグオリックス戦で2回1安打0封


阪神のドラフト1位ルーキー、伊原陵人投手は、2軍の教育リーグ対オリックス戦でプロ初の先発出場を果たしました。彼は2回を投げ1安打無失点の好投を見せ、開幕ローテーション入りを手繰り寄せました。悪天候下で冷静に投球し、効果的に打者を抑え込んだ伊原は、初回には相手打線を3者凡退に仕留め、2回でもピンチを切り抜けました。昨晩中止になった試合により伊藤将司が1軍に回ることになったことで、急きょ先発に抜擢されましたが、臨機応変に対応しました。チームの平田2軍監督は伊原の投球を高く評価し、今後の成長に期待を寄せています。将来を見据え、伊原はチームの必要に応じた役割をこなせることを目指しています。

阪神対オリックス 先発する阪神伊原(撮影・和賀正仁)

<教育リーグ:阪神-オリックス>◇5日◇日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎

阪神ドラフト1位の伊原陵人投手(24=NTT西日本)が開幕ローテ争いに残った。2軍の教育リーグのオリックス戦(日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎)でプロ初先発。2回1安打無失点と好投した。「本当に素晴らしい球場」と新スタジアムでの初登板に感激しながら、悪天候の中でも冷静に打者を抑えていった。

初回は「ドラ1対決」で1番麦谷を4球で三邪飛に打ち取るなど3者凡退。2回は2死から香月に中越え二塁打を浴びたが、横山を直球で一ゴロに打ち取った。「持っているものを出すことが一番だと思った」と笑顔で手応えを明かした。

前日4日の同戦先発は雨で中止。この日は中継ぎ予定だったが、ビーズリーの体調不良で、2軍戦先発予定打田伊藤将が急きょ1軍の中日戦に回り、再び先発を託された。立て続けの予定変更も「中継ぎと先発で入り方が大きく変わるかといったら、そうでもない」ときっぱり。豊富な経験で難なくこなし、巡ってきたチャンスを生かし切った。

平田2軍監督は「コントロールといい、立ち上がりから球のキレ、変化球の精度、全てにおいて安心して見られる」と高く評価。結果を目にした藤川監督も「27球で2回を投げてきているのは、ちょっと楽しみ」とうなずいた。開幕ローテ候補の大竹は、下肢の張りで別メニュー調整中。伊藤将はこの日も含めて実戦3試合連続失点と精彩を欠く中、ルーキー左腕が存在感を示している。

伊原は「先発でも中継ぎ、抑えでも、チームに必要とされるところ、どこでもいけるように」ときりり。結果として虎の開幕ローテを勝ち取れば、最高のスタートになる。【中島麗】

▽阪神小野寺(左翼から大商大の後輩・伊原の投球を見守り)「懐かしかったです。僕が4年の時に1年で(伊原が)投げていたので。やっぱりいいピッチャーだなと思いました」

<阪神伊原の全投球内容>

◆1回

1番麦谷 三邪飛

2番元 1死 二飛

3番山中 2死 見三振

◆2回

4番内藤 捕邪飛

5番佐野 1死 二飛

6番香月 2死 中越え二塁打

7番横山聖 2死二塁 一ゴロ

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