
マリナーズとマイナー契約を結び2年ぶりのメジャー昇格を目指す藤浪晋太郎投手(30)を米経済誌フォーブス電子版が4日付の記事で特集した。
藤浪は2023年に阪神からアスレチックスに移籍し、今季が米3年目。同誌は「彼は100マイル(約161キロ)を投げられるため、米国ではいまだにトッププロスペクト(超有望株)と考えられている」とし、「日本の永遠のプロスペクト」と表現。剛速球を投げるがコントロールの課題は解決しておらず「マリナーズは彼の才能を評価しており、宝石箱を開けるための鍵を探し当てたいと望んでいる」とした。
記事は、ダン・ウィルソン監督が藤浪について「3桁の球速の速球を投げる。彼がどうなるか、非常に楽しみだ。違う野球哲学や違う視点が1人の選手をどう変えられるか、それによって彼がどうなるか、考えるとワクワクする」と期待していると伝え、藤浪再生の鍵を握るのはピート・ウッドワース投手コーチだと指摘。同コーチの下、マリナーズ投手陣の速球が四球になったケースはア・リーグ最少だったという。
藤浪は今オープン戦ここまで3試合に登板し2回2/3で2安打4失点、4四死球3奪三振で、防御率13・50としている。