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<イングランド・チャンピオンシップリーグ:シェフィールドU1-3リーズ>◇24日(日本時間25日)◇第34節◇シェフィールド
日本代表MF田中碧(26)の首位リーズが、アウェーでシェフィールド・ユナイテッドに3-1と劇的な逆転勝ちを収めた。
2位チームの本拠地に乗り込んでの天王山で、1-1の同点とした後の後半44分、田中が値千金の決勝点を奪った。右CKからDFストライクがヘディングシュート。これがファーサイドへ流れたところ、ポスト際の難しい弾道に素早く頭で合わせた。ライン上の相手DFがクリア仕切れず、インゴールへ飛び込んだ。
歓喜を爆発させ、コーナーフラッグへ走った田中を追いかけ、ベンチメンバー含めたチーム総出で祝福された。この直後にFWピローが強烈なミドルシュートを突き刺し、とどめの3点目。リーグ戦5連勝となった。プレミアリーグ昇格へ、敵地でライバルから大きな勝ち点3を手にした。
ファルケ監督は「選手たちを誇りに思う。接戦だったが当然の勝利だ。本当に私たちにとってはいい夜になったし、貴重な勝ち点3を得られた」と喜んだ。
これで34試合を終えて2位シェフィールドUに勝ち点5差、3位のバーンリーとは同7差となった。2位以内は来季のプレミアリーグへの自動昇格が決まる。残り12試合とあってファルケ監督は「このリーグでは勢いがすぐ変わる可能性がある。運も必要だ」と慢心はなかった。