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<練習試合:阪神2軍-韓国・ハンファ>◇22日◇沖縄・うるま市具志川野球場
難病の「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」からの完全復活を期す阪神湯浅京己投手(25)が、約7カ月ぶりに実戦復帰した。
7回、場内に「ピッチャー湯浅」がコールされると、球場に駆けつけたファンからの大きな拍手に包まれながらマウンドへ。先頭の9番打者には力みがあったのかストレートの四球で出塁を許すと、1番打者に右前打を許して無死一、三塁のピンチを招いた。続く打者を遊飛に打ち取ったが、1死一、三塁から3番打者への暴投によって1失点。4番打者には四球を許したが、最後は5番打者を外角低め146キロ直球で見逃し三振に斬り、1回1安打2四球1失点で降板した。
バックネット裏のスピードガンでは最速は149キロを計測。快投とはいかなかったが、昨年7月10日のウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦以来、227日ぶりの実戦マウンドに立ち、再スタートを切った。