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14日の開幕戦でさっそくJデビューを果たしたガンバ大阪のルーキーMF名和田我空(18)が、課題を胸にさらなる成長を誓った。
18日は大阪・吹田市内の練習場で公開練習。ゲーム形式のメニューでは巧みにボールを引き出してゴールを狙うなど軽快な動きを見せた。
G大阪では18年のMF福田湧矢以来7年ぶりとなる高卒新人の開幕スタメンを飾った名和田は、65分間のプレーについて厳しく自己評価した。「前を向けるシーンで向かなかったり、チャンスのシーンで1度(ボールを)失ったところがあったし、シュートも力んでいる部分があった。そういうミスをしない選手にならないといけない」とデビュー戦にも甘えを見せず。相手の間で受けてから相手ゴールに迫る得意プレーについても「ボールを受けて味方を前進させた上で、ゴール前に入って仕事をするというのが一番求められていること。前進するところまではできたと思うけど、ゴール前での仕事はできなかった」と反省。「足りない部分が多くてああいう結果になったのは間違いない。そこから目を背けずに、しっかり受け止めてやっていきたい」と課題と向き合って成長していくことの必要性を口にした。
現在中国で行われているU-20アジアカップの試合からも刺激を受ける日々を過ごす。17日には2-2で引き分けたシリア戦をチェック。自身がメンバーに入れなかったことで「悔しい気持ちを持って見ている」という名和田は、9~10月にチリで行われるU-20ワールドカップ(W杯)でのメンバー入りへの意欲を強くした。「W杯出場権を獲得して欲しいし、そうなれば自分にもチャンスが広がる。そこに食い込んで、スタメンを取っていくのが自分のやっていくべきこと。今アジアカップに行っているメンバーを脅かす存在でありたいので、Jリーグで結果を出し続けたい。チームの勝利のために全力を注ぐことで、道が広がっていくと思う」。まずはG大阪で結果を残すことが世界につながると捉え、22日アビスパ福岡戦ではプロ初ゴールを狙う。【永田淳】