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大谷翔平「試運転」で151キロ 初ブルペンで度肝抜く 開幕前に「打者に投げる」ロバーツ監督


大谷翔平選手が約5カ月ぶりにブルペンでの投球練習を再開しました。彼は新しいノーワインドアップの投球フォームで速球とツーシームを計14球投げ、最速94マイル(約151キロ)を記録しました。この日は投手としての復帰に向けた重要な一歩となり、監督やチームメイトからも高く評価されました。昨年11月に左肩の手術を行った影響で他の投手陣より復帰に時間がかかっていますが、監督は大谷の成功に自信を見せています。今後、徐々に球数や球種を増やしつつ、5月前後の「投手大谷」の復帰を目指しています。

ブルペンでの投球練習を終え、捕手スミスと話すドジャース大谷(撮影・菅敏)

【グレンデール(米アリゾナ州)15日(日本時間16日)=四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(30)が、昨年9月以来、約5カ月ぶりにブルペンで投球練習を行った。首脳陣らが見守る中、速球、ツーシームを計14球。ノーワインドアップの新投球フォームで最速94マイル(約151キロ)をマークするなど、上々の「試運転」だった。他の投手陣からは出遅れているものの、5月前後と見込まれる「投手大谷」の復帰へ向け、大きな1歩を踏み出した。

   ◇   ◇   ◇

今キャンプで初お披露目となった背番号「17」が、久しぶりにマウンドへ帰ってきた。両足をプレートに置き、左足を後方へ引いて始動するノーワインドアップの25年型新フォーム。正捕手スミスが座った状態で4球を投げ、準備OKとなると、本格的な投球を始めた。まずは、5球連続で速球。その後は、ツーシームを3球挟みながら、最後は強めに腕を振り切った。1球ずつデータを確認しながらの計14球は、最速94マイル(約151キロ)をマークする上々の「試運転」だった。

大谷の今季初ブルペンは間違いなく、この日のメインイベントだった。ロバーツ監督の定例会見の時間も、視察するために変更された。最短距離からチェックした同監督は、上機嫌で印象を語った。「素晴らしかった。制球も良かったし、腕の振りもクリーンだった。彼も喜んでいるように見えたし、翔平にとって、とても前向きな1日になった」。この日は野手組もキャンプイン。今キャンプ初の週末とあって、大勢のファンが詰めかけた。そんなにぎやかな中でも、主役はやはり大谷だった。

昨年11月の左肩手術の影響で他の投手陣より出遅れており、さらに打者としても出場するため、調整ペースを心配する声もある。だが同監督はハッキリと言った。「彼はこれまでも成功してきた。東京へ行く前には、打者相手に投げることになるだろう」。投球、打撃、走塁と多岐に及ぶトレーニングメニューを大谷がやり遂げることに、一切の不安は見せなかった。

今後はブルペン投球で徐々に球数や球種を増やし、5月前後と想定される「投手大谷」の復帰を目指す。プライアー投手コーチは「これが、昨年11月に左肩手術を受けた男なのかと考えるとクレイジーだよ。利き腕の方の肩ではないが、見た目ではまったく影響がないようだった。本人は多少違和感があったかもしれないが、本当にいい投球だった」と驚きを隠さなかった。現時点でもメジャー屈指とされる投手陣に、さらに大谷が加わることに興奮を隠そうとしなかった。「いい最初のステップだった。今は鍛えている段階。リハビリからノーマルな状態に入り、これからゲームに進めるようにしていくことになる」。

焦って仕上げる必要も、具体的な復帰日を定める必要もはない。最終目標はあくまでも連覇をかけたワールドシリーズでの「リアル二刀流」。投球後に浮かべた大谷の笑顔が、確かな手応えを物語っていた。

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