アストロズからFAとなり、去就が決まっていなかった大物FAのアレックス・ブレグマン内野手(30)が、レッドソックスと3年総額1億2000万ドル(約186億円)で合意したと12日(日本時間13日)、MLB公式サイトなどが伝えた。今季と2年目終了後にオプトアウトが付き、米紙ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマン記者によると一部が後払いになるという。
ブレグマンは16年にアストロズでデビューし、18年に31本塁打を放ってオールスターに初選出。翌19年は自己最多41本塁打を放って2年連続のオールスター選出を果たし、シルバースラッガー賞を受賞。MVP投票では2位に入った。その後も安定した成績を残し、昨季は145試合で打率2割6分、26本塁打、75打点、OPS.768。三塁での好守備でも知られ、昨季はゴールドグラブ賞を初受賞した。メジャー通算9年で打率2割7分2厘、191本塁打、663打点、OPS.848。17年と22年にワールドシリーズを制した。
ブレグマンの加入により、注目されるのはレッドソックスの守備位置の行方。三塁は主砲ディバース、一塁は若手のカサスが起用される見込みで、ブレグマンが三塁で出場すればどちらかがDHになる可能性もある。ブレグマンは過去に二塁と遊撃を守った経験があるが、20年以降は三塁のみの出場となっている。ブレグマンが三塁に入れば、昨季主にDHで出場した吉田の起用法にも影響する可能性が大きい。