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<プレミアリーグ:エバートン2-2リバプール>◇12日(日本時間13日)◇第15節◇リバプール
リバプールをホームタウンとする首位リバプールとエバートンの「マージーサイドダービー」が大混乱に陥った。
リバプールが2-1とリードして迎えた後半53分、ゴール前のハイボールがこぼれたところ、DFターコウスキのボレーでたたき込み、土壇場で2-2の同点となった。直後にエバートンの本拠地グディソンパークのサポーターたちは歓喜のあまり、ピッチになだれ込み、コーナーフラッグを抜くなどピッチはカオス状態となった。
さらにVARチェックを挟んでゴールが認められ、キックオフから試合は再開。すぐに試合終了のホイッスルが鳴った。すると今度は両チームの選手が入り乱れての取っ組み合いとなった。警備隊が何十人も入り、その場を何とか収束させた。
エバートンDFドゥクレは試合終了直後、リバプールサポーターに向けて喜びをあらわにした。それを目撃したリバプールMFジョーンズがドゥクレを突き飛ばし、乱闘に発展していた。両選手はともに2枚目のイエローカードとなり、レッドカードが提示された。
リバプール主将のDFファンダイクはTNTスポーツのインタビューに「ドゥクールはファンを挑発したかったのだと思う。ジョーンズはそれはやるべきではないと思った。ちょっとしたもみ合いが起きたらどうなるか、御覧の通りです」と苦言を呈した。そして「審判がコントロールできていたとは思えない」と、ライバル関係ゆえのヒートアップしたダービーマッチの難しさを訴えた。
この試合は12月に予定されていた第15節の延期試合だった。エバートンが前半11分にFWベトの得点で先制したが、リバプールは後半にMFマクアリスター、FWサラーの得点で勝ち越しに成功。そして最後にターコウスキの得点でエバートンが2-2の同点として終えた。日本代表MF遠藤航はベンチ入りしたが出番はなかった。