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フランス野球連盟会長が“吉田魂”継承 国際大会「吉田チャレンジ」を27年に開催する意向


故・吉田義男氏の通夜にて、フランス野球連盟のディディエ・セミネ会長が吉田氏の名を冠した「吉田チャレンジ」大会を2027年に継続して開催する意向を示した。吉田氏はフランス野球界に多大な影響を与え、1989年から1995年にかけてフランス代表監督を務め、オリンピック出場を目指した。彼の教えが現地に野球の基盤を築き、その功績がフランスにおける野球の普及に大きく貢献したことが強調された。故人を追悼するために来日したセミネ会長は、吉田氏の影響が今後も継承され続けることを約束。故人が日仏関係の発展に多大な貢献をしたことから、多くの追悼の声が寄せられている。

吉田義男さんの祭壇(撮影・滝沢美穂子)

故・吉田義男氏の通夜に参列したフランス野球連盟のディディエ・セミネ会長(58)が7日、同氏の冠のついた国際大会「吉田チャレンジ」を27年に開催する意向を示した。

吉田氏は89年から95年まで7シーズンにわたってフランス代表監督を務めながら五輪出場を目指した。この日、教え子のブータグラ・ジャメル氏(50)と関空に到着した同会長は、通夜の会場に直行して亡きがらと対面して涙をこぼした。

14年の第1回大会から続く「吉田チャレンジ」に関して「ムッシュ吉田がフランスにきたときは野球の存在がほぼない状態でした。野球の大切さ、楽しさを教えてくれた伝道師です。27年に開催する方向で動いています」と継続の方針を明かした。

「ひと言でいえば“永遠”という言葉が浮かびます。フランスで野球を志す子供たちにとって、また父になった私たちにとってムッシュ吉田は永遠です。ありがとう、メルシーということを言いにうかがいました」

8日の告別式に参列後、そのまま帰途に就く1泊2日の来日。セミネ会長は「ムッシュとフランスはこれからもチェーンのようにつながっていきます」と“吉田魂”の継承を約束した。【寺尾博和】

▽元駐フランス特命全権大使・斉藤泰雄氏(元JOC副会長) 吉田義男監督のご逝去に接し、心からお悔やみ申し上げます。吉田監督はフランスのナショナルチームの指導として長年フランス野球の指導にあたられ、その功績をたたえるため吉田チャレンジが創設されました。日仏、日欧関係の増進に多大な貢献をされました。ここに改めて敬意を表します。少年時代から憧れていた吉田監督と後年親しくお付き合いいただくことができましたことに心から感謝申し上げます。特にパリや芦屋での会食、西宮カントリー倶楽部でのゴルフ、甲子園での観戦などなど大変なつかしい思い出でいっぱいです。衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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