プロ20年目のオリックス平野佳寿投手(40)が進化を続ける。7日、春季宮崎キャンプで初めてブルペンに入り、50球を投じた。「最初にしては良かったので、このまま続けていけたら」と調整は順調だ。
“新兵器”の獲得も目指す。新たな球種の習得へ、試行錯誤している。「毎年ですけど、変化球を1つでも2つでも身につけられれば」。詳細は伏せたが、11月からチェンジアップやツーシームに取り組む。「動いたり落ちたり、もう全部ですけどね。メインで使えるように考えてます」と意欲的だ。
NPB最年長での通算250セーブまであと1。それでも「全く(重きを)置いてないです」とキッパリ。チームへの貢献を第一に掲げた。「健康であれば50、60試合どんどん投げていきたい」。05年ドラフト同期の岸田監督を胴上げすべく、全力を注ぐ。
昨季はケガの影響で12試合の登板にとどまったが、通算700試合登板も目前。3月に41歳になる。日米で活躍を続けてきたレジェンドは「新しいことにチャレンジしていくのは大事」。新境地開拓へ、貪欲に変化を求める。【村松万里子】