侍のセットアッパーへ。中日橋本侑樹投手(27)が、3月5、6日の侍ジャパン強化試合(オランダ戦・京セラドーム大阪)の最終候補にリストアップされていることが2日、分かった。
招集されればアマ時代も含め初めて「日の丸」をつける。大卒5年目の昨季、中継ぎとして自己最多47登板、3勝1敗5ホールドと開花。180センチの長身から投げ込む150キロ超の直球で、左の中継ぎとして国際試合でも通用するところをみせれば、26年WBCへの道も見えてくる。
またDeNAの山本祐大捕手(26)、森敬斗内野手(23)、梶原昂希外野手(25)の3選手もリストアップ。井端監督は山本について「けがの状態を聞いて問題ないということなので」と、打てる捕手として昨年3月以来の招集へ前向きだ。遊撃手の森敬、左打ちの好打者の梶原は招集されれば初となる。2人は昨年の日本シリーズの経験を生かす。森は「最高の舞台で野球ができるように自分のレベルを上げて」、梶原は「将来的に侍は目指したい」と、目を輝かせた。井端監督は「まだ1年あるので、みんなにチャンスがあると思います」と話す。新たな侍戦士にとって大事な強化試合となる。