沖縄・名護での1軍キャンプに抜てきされた日本ハム達孝太投手(20)と山口アタル外野手(25)が2日、節分の豆まきを行った。
期待の若手2人が「おには~そと~!」と赤鬼&青鬼を豆で退治。キャンプの恒例行事を体験した。
達は天理(奈良)から21年ドラフト1位で入団した右腕。今オフは約400万円をかけ単身渡米し、最先端のトレーニング施設で自主トレを行った。プロ4年目で初の1軍キャンプスタートとなり、1日にはブルペンで152キロを計測した。「自分の感覚では(球速は)そんなに出てない。でも出てるので、その感覚をしっかり埋め合わせていければ」と話していた。
カナダ生まれの山口は、球団ウェブページのファンコーナーに自身のプレー映像を送り、テキサス大タイラー校を中退して22年育成ドラフト3位で入団。「フィジカルモンスター」として身体能力を期待されたが、左膝の大ケガなどに苦しんだ。今オフは入団後にドリルなどの教材で地道に覚えた日本語で、丁寧に「マンダラチャート」を書き込み、万全の状態で1軍キャンプを勝ち取った。
昨年の豆まきではフランミル・レイエス外野手(29)やアニュラス・ザバラ投手(26)ら外国人選手4人が「オニハソト、オニハソト、オニハソト」と、日本の文化を楽しんだ。