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パドレスお家騒動で前オーナー夫人が起こした訴訟が佐々木朗希獲得失敗につながったと被告側主張


米メディア「ジ・アスレチック」によると、MLBのチーム、パドレスのオーナー家で進行中の訴訟が、佐々木朗希投手の獲得失敗の原因とされている。この訴訟は、亡くなった前オーナー、ピーター・サイドラー氏の妻によるもので、自分が球団経営から不当に排除されていると主張している。これに対し被告側は、サイドラー兄弟への経営権移行がピーター氏の遺言に基づくものであるとし、訴訟が迷惑をかけたと反論している。実際、佐々木獲得に失敗した理由の一つとして、球団経営に紛争が生じたことが挙げられている。佐々木の代理人も、訴訟が計画的に行われたと感じていたと述べており、この問題が球団の目標達成に影響を及ぼしたとしている。

※写真はイメージ

パドレスのオーナー家で勃発している訴訟に関して、被告側が「佐々木朗希投手(23=ドジャース)獲得失敗は訴訟の影響」と反論していると、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が28日(日本時間29日)報じた。

この訴訟は、一昨年に死去した前オーナーのピーター・サイドラー氏の妻シールさんが今月6日に起こしたもので、ピーター氏の兄弟であるマットとボブのサイドラー両氏に対し、自分を球団経営から排除しているのは不当であるなどと訴えている。

これに対し、被告のマット氏が27日に反論の答弁書を裁判所に提出。その中で、球団の経営権を兄弟に移すことはピーター氏の公式な遺言書通りであることを主張した。

さらに、佐々木の争奪戦の最中にシールさんからお家騒動が起こされたことに関し「球団経営陣がスター投手と最終段階の交渉に入っている重要な時期に、シールは訴状の中で、マットとその兄弟がパドレスの本拠地移転を画策しているという無謀な訴えをした」と、佐々木獲得失敗をシールさんによる訴訟の影響と非難した。

佐々木の代理人ジョエル・ウルフ氏は同メディアの取材に「問題が起こっていることは知っていた。訴訟のタイミングは妙に計画的に思われ、まずは球団内で解決してほしかった」と話したという。

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