楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(21=明大)が、先輩たちとの対面を心待ちにした。28日、約3週間に及ぶ新人合同自主トレを打ち上げた。「強度を上げていきながらキャンプに向かって練習できたと思う」。この期間は「もっともっと手になじんでいくように」と4種類のグラブを日替わりで試すなど常に目的意識を持ちながらプレー。春季キャンプには、その中から3種類を持参して“本命”を探すつもりだ。
大学日本代表で同僚だった中島ら選手寮で暮らす若手とは対面済みも、顔を合わせるのが初めての選手がほとんどだ。まずはあいさつすることからスタートし「先輩方にいろんな話を自分から聞きにいきたい」と積極的に耳を傾ける。「いろいろプロ野球生活で感じられていることがあると思う。自分に合う、合わない、いろんなことがあると思うので、聞いたことから自分に合うものをやっていければ」と力を込めた。
昨季、遊撃のレギュラーを張った村林らとのポジション争いが、まもなく始まる。アピールしたい部分は「走攻守すべて」だが「守備力はチャンスをつかむにあたって大事なことかなと思う」。持ち前の堅守で存在感を示し、首脳陣の信頼を勝ち取る。【山田愛斗】