<プレミアリーグ:ブライトン0-1エバートン>◇25日(日本時間26日)◇第23節◇ブライトン
ブライトンの日本代表MF三笘薫(27)が、日本人初のプレミアリーグ3試合連続ゴールはならなかった。
ホームのエバートン戦に左ウイングでフル出場。最大の見せ場は後半5分だった。左サイドでボールを受けると、鋭いカットインから右足シュートを放った。惜しくもゴール右にわずかに外れた。
後半21分にはMFバレバのクロスボールを左足のダイレクトボレーで狙ったが、ミートできずゴール枠を大きく外した。
三笘は16日のイプスウィッチ戦(アウェー、2-0勝利)で後半14分に先制点を決めると、中2日で迎えた19日のマンチェスター・ユナイテッド戦(アウェー、3-1勝利)でも後半15分にクロスボールを右足アウトサイドで押し込み勝ち越し点。リーグ通算15得点となり、レスターで活躍したFW岡崎慎司の14得点を超えた。さらにこの日のエバートン戦でもゴールすれば、日本人初の3試合連続ゴールの偉業となるところだった。
試合は前半42分、ハンドで与えたPKをエバートンMFエンディアィエに決められ先取点を奪われた。
ブライトンは前半は思い通りに攻撃ができなかった。左サイドバックに起用されたランプティが大外からオーバーラップを仕掛けることで三笘は中に入ることが多く、ボールに触れる回数が少なかった。後半開始から左右のサイドバックを入れ替えると、左サイドの三笘を使った攻撃が活性化。ブライトンペースで試合は進んだ。
しかしエバートンはイングランド代表GKの守護神ピックフォードが最後方に構え、その前に6人のDFラインを敷く超守備的なシステムでゴール前を固めた。ボックス内に入らせない堅い守備の前に、エバートンは外回しのボールが増え、クロスボールを入れてもピックフォードにしっかり対応された。結局、9分を超える後半追加タイムも生かせず、1点を守り切られた。