阪神佐藤輝明内野手(25)が球団創設90周年の節目に「新ダイナマイト打線」をけん引する。歴代の先輩勢が「ダイナマイト打線」として猛打を誇ってきた、縁起のいい黒虎ユニホーム。8月の「ブラックダイナマイトシリーズ」で着用する新たな戦闘服に袖を通し、「普段とは違った感じでかっこいい。イベント名にふさわしくダイナマイトなバッティングを見せたい」と力を込めた。
23年には後半戦でリーグトップの打率3割2分1厘を記録するなど、夏場にも強い大砲。今季は藤川監督から3番起用をイメージされる中、2・1キャンプインへ準備は万全だ。「体の仕上がりも順調で、コンディションも万全です。このままいい状態でキャンプを迎えたい」と力強い。
◆阪神の復刻黒ユニホーム 10、11、17年に続き、今回が4度目の復活となる。10年8月25日広島戦(京セラドーム大阪)では、1リーグ時代も含め1試合球団最多となる22得点をたたき出した。なお同年は、48年に藤村富美男や別当薫らが着た、深い濃紺を地にしたデザイン。11年には交流戦の主催試合で使い、ストッキングの横線を「濃紺と灰色」から「濃紺と黄色」へ変更。17年5月23日からの甲子園での巨人3連戦では、帽子の文字を48年当時の「O」から現在の「TH」に変更。当時はなかった袖章や背ネームも加わるなど微調整してきた。