先輩リリーフ投手陣から吸収して、同期との“侍リレー”を目指す。ロッテ横山陸人投手(23)が25日、ZOZOマリンでの自主トレを公開した。
6日から23日までは、石垣島でチームメートの益田らと汗を流した。体力づくりだけでなく、メンタルトレーニングの意味も込めてランニングメニューを多く実施。「少なくて6キロとか、多い日だと10キロぐらいは走りました。気持ちを強くして走ってついていきました」と追い込んだ。通算250セーブまで残り7に迫るロッテのクローザーとの自主トレは4年目。「ブルペンでのスイッチの切り替え方は本当にすごい。そういうところも見習っていければ」と日々近くで学んでいく。
昨年11月のプレミア12では、昨季のセ・リーグ覇者巨人の守護神・大勢に弟子入り。投球時の腹圧の大事さを学んだ。「例えですけど、おなかから腕が生えてるぐらいな感じで投げていけるのが一番ボールに力が伝わると思うので、そういうイメージで」と自分のものにしようと意識して練習に励む。新たなシーズンへ「中継ぎをやってる以上は最多セーブ、最優秀中継ぎは目標に」と掲げた。
もう1つ、目指す場所がある。ドジャースに入団した佐々木とは同期で同い年。1年目のキャンプでは同部屋で「朝からいつも同じ音楽をかけながら準備をしていた」と思い返す。昨年末には「朗希頑張ってこい会」も開催するほどの仲良しだ。来年のWBCでは、若手右腕2人の侍リレーも期待される。「実現できれば一番いいのかなと思います」。大きな夢を胸に、まずは全力で目の前のシーズンを戦う。【星夏穂】