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【日本ハム】「しんこん郡司」は発表後もマイペース「責任感芽生えたとか好きじゃない」郡司裕也


日本ハムファイターズの郡司裕也捕手が、自主トレーニングに励む中で、特有の飾らない姿勢を示しています。郡司選手は、彼の結婚発表後も「変わらずに、やることをやっていきます」と述べ、責任感の増大や特別な形での決意表明を避けました。彼は「しんこん郡司」ではなく「そのまま郡司」を貫くとして、自身のスタイルを維持し、チームへの貢献を続ける意欲を示しています。また、結婚による自分本位の報告を避け、チームの一員としての姿勢を強調。結婚のタイミングも、地味にこなしたことで注目を集めています。郡司選手は、捕手としての役割を超えてチームの多役性を発揮し、どんなポジションでも貢献する意欲を見せています。

先乗り自主トレで打撃練習に励む日本ハム郡司(撮影・永野高輔)

「しんこん郡司」は「そのまま郡司」を貫きます。23日に結婚を発表した日本ハム郡司裕也捕手(27)が24日、沖縄・名護での先乗り自主トレに臨んだ。守る人ができたが「変わらずに、やることをやっていきます」とマイペース。気負わず、気張らず、キャンプでのアピールを見据える。

   ◇   ◇   ◇

人並みなコメントはしたくなかった。結婚発表から一夜明けても“郡司節”は健在だ。「『責任感が芽生えました』とか好きじゃない。そんなの当たり前じゃないですか。気張らずに変わらずに、やることをやっていきます」と“そのまま”を強調した。

「自覚」を際立たせるフレーズも悪くないが、それよりもこだわったものがあった。球団発表時のコメントの冒頭に盛り込んだ「チームの大航海中に失礼します」の一文だ。「今年はこれを、はやらせましょう。何か報告がある人は、これを使って下さい」。スローガンに絡め、奥ゆかしく発表する郡司イズムの拡大を期待した。

私事で世間を騒がせたくない。そんな謙虚な思いは、発表のタイミングにも表れていた。先乗り自主トレ開始前日をチョイス。「キャンプ前のどさくさにまぎれようかなと思ったんですけど。結婚しました~幸せです~みたいなキャラでいくつもりもないんで」。夫婦そろって気負わず自然体で。「より頑張りますって言って成績落ちたら、結婚したからとか言う人いるじゃないですか。そんなの嫌なので。結果が出たら、おかげですって言いますけど」と思いを口にした。

この日は、今オフから用いる自前の三塁用グラブでノックを受けた。キャンプには、本職の捕手に加え一塁、三塁、外野用のグラブを持ち込み、昨季チームに貢献した万能性を継続してアピールしていく。「バッティングで状態よくいければどこかで出られると思いますし、チーム的にも誰か(の調子)が落ちた時、僕がはめられれば助かる存在だと思います。そういうありがたい存在にもなっていきたい」。かゆいところに手が届く孫の手のようなスタイルも、昨季“そのまま”に詰めていく。【永野高輔】

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