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【センバツ】二松学舎大付2年ぶり出場「名前呼ばれると思っていたが、変に緊張」日笠主将


第97回選抜高校野球の選考委員会で、昨秋の東京大会で優勝を果たした二松学舎大付が2年ぶり8度目のセンバツ出場を決定しました。教室で発表を待つ選手たちは静まり返り、名前が呼ばれると監督の声掛けでようやく笑顔を見せました。主将の日笠雅凰は緊張を語り、日常生活でも慎重に行動してきたと話しました。東京大会の成功を経て、今後の試合に向けても意欲を示しました。

センバツ出場を決め喜ぶ二松学舎大付の選手たち(撮影・宮地輝)

<第97回選抜高校野球:選考委員会>◇24日

昨秋の東京大会で、21年ぶり3度目の優勝を果たし、センバツ出場が確実視されていた二松学舎大付は、東京・九段の同校で2年ぶり8度目の出場の朗報を冷静に受け止めていた。

3年B組の教室で発表を待ったが、教室内は異様なほど静まり返った。ようやく同校の名前が呼ばれても、歓声などはなく、市原勝人監督(59)から「喜んでいいんだぞ」と言葉をかけられ、はじめて選手たちの顔に笑みが浮かんだ。

現在は捕手から外野手に転向している日笠雅凰(まお)主将(3年)は「こうした場面は、自分たちもはじめてでしたし、先輩方も経験がなかったことでしたから、どうしていいか分からなかったです。名前は呼ばれると思っていましたが、変に緊張しました」と、ほっとした様子を見せた。

東京大会を制してから、日常生活での行動により注意を払った。日笠主将は「電車移動時のマナーを心がけました。SNSでも、アプリを入れることを控えたり、とにかく日常生活では気を引き締めていました」。明治神宮大会で敗れた東洋大姫路(兵庫)との再戦をのぞみ、「今度は真っすぐを打ち返したいです」と、言葉に力を込めた。

◆二松学舎大付 昨秋東京大会優勝。決勝で延長12回タイブレークの末、早実を破った。1948年(昭23)創立の私立校。生徒数765人(女子373人)。野球部は58年創部で部員42人。甲子園は春が8度目、夏は5度出場。最高成績は82年春の準優勝。主な卒業生にカブス鈴木誠也、巨人大江竜聖、秋広優人ら。所在地は千代田区九段南2の1の32

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