テレビ朝日系列の「アメトーーク!」で16日、「横浜DeNAベイスターズ芸人」が放送された。
大洋ホエールズから応援するファン歴40年のダーリンハニー吉川正洋(47)、昨年末の「M-1グランプリ」で史上初の連覇を果たした令和ロマン高比良くるま(30)らがベイスターズ愛を語った。
昨季DeNAは26年ぶりの日本一を果たしたが、98年の日本一以降は10年間で8度最下位に沈むなど、低迷期も存在。13年からファンになり、全試合欠かさずチェックする令和ロマン高比良は「中畑さんが種をまいて、ラミレスさんが育てて、三浦さんが花を咲かせた」と説明した。チーム再建を目指し、12年からDeNAの初代監督を務めた中畑清氏(71)の名シーンが紹介された。
中畑氏は就任直後のミーティングで「監督批判、OK。コーチ批判絶対許さん」と選手たちに訴えた。当時選手だった中村紀洋、のちに同球団の監督を引き継ぐラミレスらが真剣な表情で聞き入り「スポーツ新聞を全部見て何か感じないか。見事なぶっちぎりの最下位だな。気持ちいいな。俺は覆したい、奇跡を起こしたい。CS行こうよ。絶対行けるぞ俺たち変われば。強い気持ちを持って1年間戦っていこう」と身ぶり手ぶりを使いながら訴えるシーンが流れた。
就任1年目のキャンプでは指揮官がまさかのインフルエンザに感染してしまったが、ホテルのベランダから練習を視察。ファン歴40年のダーリンハニー吉川正洋(47)は「ホテルの一室から練習を見るっていうことが話題になってそれが新聞の1面になったんですよ」と就任当時の時代を振り返った。
選手の本塁打に大喜びするなど、明るいキャラクターの中畑監督は次々とファンを獲得。就任4年目の最終年は、前半戦は首位だったものの最下位に沈んだ。監督退任を表明すると、ファンからは「やめないで」の大合唱。ダーリンハニー吉川は「最後の最後でギブアップって言ってました」と燃え尽きながらも愛された監督だったことを振り返った。
SNSでは「中畑さんからラミちゃん番長とつながって優勝があったんだよね」「やっぱり中畑熱い」「監督批判OK、コーチ批判許さんかっこいいな」といった投稿が見られた。