＜スペイン・スーパーカップ：バルセロナ5－2Rマドリード＞◇12日◇決勝◇サウジアラビア・ジッダ
スペイン・スーパーカップは12日、サウジアラビアのジッダで決勝が行われ、バルセロナがレアル・マドリードに5－2で快勝し、2大会ぶり15度目の優勝を果たした。
バルセロナのフリック監督（59）は今季2度目のクラシコ後、「世界最高のチームのひとつを破り、タイトルを獲得した」と満足感を示した。
バルセロナは開始4分に失点を許すも、その後のゴールラッシュで退場者を出しながらも5－2の大逆転勝利を成し遂げた。この一戦後、スペインに来てから初めてタイトルを手にしたフリック監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えている。
フリック監督はまずRマドリード戦について、「我々は今日、世界最高のチームのひとつを破り、タイトルを獲得した。とても幸せだよ。今日はポジティブになるための日だ」と喜びをあらわにした。
チーム状態については「我々は団結しているし、目標は毎試合より良くなることだ。すべての試合に勝ちたいと思っているし、できる限りそうするつもりだ。すべてのことから学ばなければならない」と言及した。
続けて、「私にとって重要なのはチームとしてどのようにプレーするかだ。今日はミスを減らすことができた。試合をコントロールできれば、それはより簡単になる。我々には今日、前線に素晴らしいFWが3人いた。チームにとても満足しているよ」とこの日の出来に充実感を覚えていた。
昨季リーグ2位のバルセロナは、0－1からヤマルの同点ゴールやレバンドフスキのPKなど前半だけで4得点。後半にGKシュチェンスニが退場処分を受けた後は守備を固めて逃げ切った。昨季リーグ覇者のRマドリードはエムバペの先制点を生かせなかった。（高橋智行通信員）
