元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が公式YouTube「解体慎書」で、今オフの大リーグ移籍を公言しているヤクルト村上宗隆内野手(24)がメジャーで活躍するためのポイントを語った。「2024プロ野球事件簿」として、野球界の各話題に触れる中で、村上がメジャーで成功する可能性について言及した。
これまでメジャーで活躍してきた日本選手は、直球に強いタイプが多かった。宮本氏はその点に賛同しながら「僕は村上はやっぱり打ち方だと思います」とスイング軌道をポイントに挙げた。
「上から入るという意識が強いので、前から言ってますが彼のアウトはゴロが多い。あれがフライばっかりでアウトになりだすと、スイングが変わってきていると思う」と解説。
「今のバイオメカニクスで、インパクトの時は自分の手よりバットのヘッドは下になっている。これを実現しようとすると(左打者はインパクトの瞬間)左手が上に入ってくると、ならない。どちらかというと右手の方が上になってこないと。これがもし分かったら、それは打ちますよ」
さらに「本当に分かって、今すぐ身についたとしたら60本打つと思いますよ。神宮でやっていたら」と言った。
メジャーで30本以上打つ可能性についても「僕は打てると思いますよ。それが分かれば」と太鼓判を押した。村上に教えてくださいと問われると「僕の言うことは聞かないでしょう。1年ちょっとで僕の19年分のホームラン数抜いてますからね。言うこと聞かないでしょう」と笑っていた。