レアル・ソシエダードのナイジェリア代表FWサディク(27)が、バレンシアと期限付き移籍で合意している可能性があると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が2日、報じた。
今季、Rソシエダードでは望むような出場時間を得られていないため、今冬の移籍市場で環境を変え、出番を増やすことを求めている。その候補として、これまでセビリアやヘタフェが挙がっていたが、新たにバレンシアが浮上した。
クリスマス休暇前のリーグ戦成績が19位と降格圏に沈み、新監督を迎えたチームは得点力不足の改善を目指し、センターフォワード獲得を求めているという。既にサディクとは期限付き移籍で合意しており「メディカルチェックをパスすれば来週中に加入が決定する」と同紙は伝えている。
しかし、サディクは今季ここまでスペインリーグ7試合(先発2試合)224分の出場で得点、アシストともに1度も記録していない。唯一、欧州リーグで1アシストを記録しただけであり、後半戦で巻き返しを図るバレンシアの期待に応えられるかどうか、微妙な状況にある。(高橋智行通信員)