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【高校サッカー】東北学院8強ならずも、MF佐々木智貴は「憧れ」父親越え 37大会ぶり出場で足跡


全国高校サッカー選手権で東北学院(宮城)は初出場の東海大相模(神奈川)に0-3で敗れ、42大会ぶりのベスト8進出を逃した。佐々木智貴は1回戦でゴールを決め、彼の父親と世代を超えた物語を演じた。試合後、父善博さんは「親を超えて2勝しているので、十分です」と満足感を示した。シュートを放てず悔しさを抱えた佐々木智貴だが、「お父さんを超えられたことは嬉しかった」と述べた。一方、主将の阿部幹大は困難な状況でも諦めずに全力を尽くす姿勢を見せた。監督の橋本俊一は、「東海大相模相手に積極的にプレーしてくれた」とチームを称賛した。

24年12月29日、奈良育英戦でゴールを決める東北学院・佐々木智貴

<全国高校サッカー選手権:東海大相模3-0東北学院>◇2日◇3回戦◇Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu

青きイレブンの快進撃が終わった。3回戦で東北学院(宮城)は初出場の東海大相模(神奈川)に0-3の完敗。前半に2点を与えると、後半にもダメ押し弾を許し、42大会ぶりの8強とはならなかった。だが、MF佐々木智貴(3年)が1回戦でゴールを決め、37大会ぶりの出場で躍動。同校OBで、前回出場時のメンバーでもある父善博さん(54)と世代を超えた物語を紡いだ。

    ◇    ◇    ◇

佐々木智はベンチで終戦の笛を聞いた。先発で出場したがシュートを1本も打てず、見せ場なく、後半26分で退いた。J1川崎の本拠地での一戦。「普段やらないピッチで緊張感がありました」と正直に打ち明けた。2回戦では優勝経験もある滝川二(兵庫)を破った。快進撃が止まり「ベスト8の目標をかなえてみんなで笑って終わりたかったんですけど、自分にとってはやれることは出し切りました」と涙をこらえながら口にした。

ゴールを決めた1回戦の奈良育英戦後、LINEにメッセージが届いた。「感動した」。父善博さんからだった。自宅での会話はドラマなどの話ばかり。サッカーの話はほとんどしない。「小学校までは指導してもらっていたんですけど、中学から指導されることはなくなりましたね」と少し寂しそうに話した。

父には訳があった。「中学になれば自分で考えてプレーもしなくてはいけないので。よく足がつるので『水分補給しろよ』くらいですね」。成長を期待し、あえて突き放した。それでも、見守ってきたことは変わらない。この日はスタンドから。37年前、初戦敗退に終わった善博さんは「親を超えて2勝しているので、十分です。OBとして全国に行ってくれるのが一番うれしい。ましてや、保護者として携われたのでうれしい限りです」としみじみと話した。

佐々木智にとって、父親は憧れの存在だ。「お父さんの方がサッカーに関しては全然上で、それ以上に有名になりたくてやってきました」。だから、素直にこう言えた。「(2勝して)お父さんを超えらたことはうれしかったです」。背中を追いかけた末に、37年ぶりの選手権で足跡を残した。【木村有優】

○…試合終了まで残り9分で3点目を献上した。だが、全員で前を向き、体を張って戦い抜いた。部員143人の大所帯を束ねた阿部幹大主将(3年)は、不利な状況でも声をかけ続けチームを鼓舞した。「自分としても、ここまで来られたのは夢物語みたいでした。最後まで諦めなかったというよりは、諦める選択肢がありませんでした」と、吹っ切れた表情だった。

▼東北学院・橋本俊一監督(息子のGK脩礼とも臨んだ大会は3回戦で敗れ)「いろんな目標があって『まずは1勝する』だったり『年を越す』だったりと、1つ1つ目標を果たすことができて、今日は決勝戦のつもりで戦いました。東海大相模さん相手に体張って、積極的にプレーをしてくれたと思います」

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