<全国高校サッカー選手権:静岡学園2-0高川学園>◇2日◇3回戦◇駒場
静岡学園は3年ぶりの8強入りを決めた。前半は守備時に5バックとなる相手の堅守に苦戦。チャンスを作りながらもゴールが奪えなかった。それでも、攻めの姿勢を貫き、こじ開けた。
後半4分、自陣からカウンターを発動。相手の陣形が整う前に仕留めた。味方からのパスに抜け出したMF加藤佑基(3年)がドリブルでエリア内まで進入。飛び出してきた相手GKをかわし、左足でネットを揺らした。「GKを抜くところまでイメージ通り」。2回戦は右もも痛でベンチ外。「今日は絶対に結果を残したかった」と、今大会初先発で初ゴールをマークした。
後半40分にはMF篠塚怜音(2年)が3試合連続ゴールを決めて、勝負あり。守備も3戦無失点と盤石の戦いぶりで準々決勝に駒を進めた。次戦は今季のプレミアリーグで2度対戦し、2戦未勝利(1分け1敗)の東福岡が相手。川口修監督(51)は「相手のフィジカルと我々のテクニックの勝負になる。そこで上回りたい」と意気込んだ。【神谷亮磨】