ドジャースからFAとなり、レッドソックスと1年契約を結んだ先発右腕ウォーカー・ビューラー投手(30)について、2年目には年俸2500万ドル(約38億8000万円)の相互オプションが付くことや出来高の詳細が判明したと29日(日本時間30日)、地元メディア「MassLive.com」が伝えた。
レッドソックスは前日にビューラーとの1年契約を正式発表し、背番号は「0」に決定。米メディアでは総額で2105万ドル(約32億6000万円)と報じられたが、同記事によると内訳は契約金が305万ドル(約4億7300万円)で、基本年俸が1500万ドル(約23億3000万円)。これに相互オプションが付き、そのバイアウト(オプションが行使されなかった場合に支払われる金額)が300万ドル(約4億6500万円)で、計2105万ドルとなる。だが、球団と選手どちらも合意する必要がある相互オプションが行使される例は少ないため、ビューラーは再び1年後にFAとなる見通しだ。また、出来高は20先発に到達すれば50万ドル(約7750万円)で、その後は28先発まで2登板ごとに同額を手にすることができ、最大で250万ドル(約3億8800万円)となる。
ビューラーは17年にデビューし、19年に14勝4敗、防御率3・26を記録して最高勝率のタイトルを獲得しオールスターに初選出。22年8月に自身2度目のトミー・ジョン手術を受け、今年5月に復帰し今季は16試合で1勝6敗、防御率5・38だった。ポストシーズンでは4試合に登板し、世界一を決めたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦では7-6の9回に登板して試合を締めた。メジャー通算131試合で47勝22敗、防御率3・27。