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【高校サッカー】2得点関与のDF鹿倉颯太「完璧でした」正確無比な左足は正智深谷の武器


全国高校サッカー選手権第1回戦で、正智深谷(埼玉)が長崎総科大付を2-1で下し、2回戦進出を果たしました。試合ではDF鹿倉颯太が大活躍し、2得点に絡む決定的なプレーを見せました。前半37分、右コーナーキックから完璧なヘディングアシストを決め、その後の後半13分には決勝点につながる縦パスの起点となりました。鹿倉は幼少期から左足のキックを磨き、様々な球種を操る技術を持つ選手で、攻撃的なサイドバックとしてチームに貢献しています。試合後、鹿倉は「人生に一度しかない経験を全力で楽しむ」と意気込みを語り、今後の試合への決意を新たにしました。

正智深谷対長崎総科大付 後半、チーム2点目のゴールを決めガッツポーズする正智深谷・近藤(撮影・浅見桂子)

<全国高校サッカー選手権:正智深谷2-1長崎総科大付>◇29日◇1回戦◇NACK

8大会ぶりの出場となった正智深谷(埼玉)が、長崎総科大付との1回戦に2-1で競り勝ち、2回戦に駒を進めた。

正確無比な左足を持つDF鹿倉颯太(3年)が2得点に絡む活躍でチームを勝利に導いた。

見せ場は前半37分に訪れた。右CKからニアの相手DFを越してその後ろに入ってきた仲間の頭にピタリと合わせた。「練習でやっているのと全く同じ感じだったので、狙い通りでした。完璧でした」と満足げに振り返った。

幼い頃から左足のキックを磨いてきた。浦和レッズなどで活躍した柏木陽介に憧れ、ストレート系、カーブ系、落ちる系など3~4種類の球種を操る。サイドバックながら攻撃が大好きで、セットプレー以外でもゴールにつながるプレーを意識している。

1-1の後半13分には縦パスのスイッチを入れて決勝点の起点となった。自分の代になってから試合に出場するようになり、自信を得た。「人生にもう1度しかない経験なので、ここで萎縮しててもったいない」と夢舞台を全力で楽しみ、躍動した。「もう最高に気持ちいいんですけど、まだ初戦勝っただけなので、もう2回戦、3回戦と1個1個、1戦必勝で勝っていきたいです」と気を引き締めた。

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