<全国高校サッカー選手権:前橋育英2-0米子北>◇29日◇1回戦◇駒沢
2017年度大会以来2度目の優勝を目指す前橋育英(群馬)は、総体4強の米子北(鳥取)を2-0で下し、4大会連続で初戦を突破した。
高校年代最高峰の高円宮杯U-18プレミアリーグに参戦したチーム同士の対戦。同東地区で10勝3分け9敗と好勝負を演じた前橋育英が、序盤から人とボールも動くサッカーで米子北を押し込んだ。
前半19分、プレミアリーグで得点ランキング首位タイの10ゴールを挙げたFWオノノジュ慶吏(3年、けりー)が先制。右からのグラウンダーのクロスに、相手DFの前に入って右足で難しい角度から決めた。
ナイジェリア出身の父を持つオノノジュは前回大会の1回戦・立正大淞南戦で2得点を挙げており、2大会連続の初戦ゴールとなった。ただ、前半30分過ぎに腰を痛め、同39分に途中交代。ベンチから試合を見守った。
後半19分に追加点。自陣から丁寧にパスをつなぎ、オノノジュに代わって途中出場したMF白井誠也(2年)の鋭いドリブル突破からチャンスが生まれた。最後はプレミアリーグで9ゴールのFW佐藤耕太(3年)が、右からのクロスを右足で押し込んでリードを広げ、そのまま無失点で勝ちきった。