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【阪神】年俸1億円超えは単独最多11人に 生え抜きから次々誕生は球団方針の結実


阪神タイガースは2023年、全選手との来季契約を完了しました。佐藤輝明選手は現状維持の1億5000万円で契約を更新し、1億円プレーヤーは球団史上最多の11人となりました。これはソフトバンクの12人に次ぐ数字です。佐藤輝などの生え抜き選手が安定した成績を誇り、これが大幅昇給の背景となりました。また、今オフの契約変更により、大竹、村上、石井、桐敷、森下が来年1億円の条件に近づいています。球団はドラフトで獲得した選手を育てる方針がこの結果を導いたと考えられます。

阪神球団旗(2023年撮影)

阪神は23日、佐藤輝明内野手(25)との契約更改を終え、支配下全選手との来季契約を完了した。佐藤輝は現状維持の1億5000万円。1億円プレーヤーは球団最多タイだった昨年の10人から坂本(1億円)才木(1億2000万円)と2人増えた。大台割れはいなかった。ポスティングでの米移籍を目指している青柳(今季年俸2億1000万円)を除いても、1億円以上は球団最多の11人になった。これはソフトバンクの12人に次ぎ、12球団の2位の数字だ。

阪神の1億円到達は95年の和田豊が第1号。18年ぶり優勝、38年ぶり日本一に沸いた昨年は大幅昇給が相次ぎ、伊藤将、中野、佐藤輝の同期トリオが1億円を突破。04年、09年に続いて2桁人数に到達していた。2位だった今年は、個人成績を大きく伸ばした選手が少なかったが、生え抜きの主力選手が安定。最多更新の要因となった。生え抜きでない選手は19年にオリックスからFA移籍してきた西勇だけだ。

今オフの契約で大竹、村上、石井、桐敷、森下が次年度に1億円を狙える位置まで昇給した。次々と1億円プレーヤーが誕生する流れはしばらく続きそうだ。ドラフトで獲得した選手をチームの軸に据える球団方針の結実ともいえる。(金額は推定)

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