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【C大阪】清武弘嗣お別れセレモニーあいさつ全文「このクラブのためにやったという自負ある」


清武弘嗣はセレッソ大阪を今季限りで退団し、J2大分トリニータに移籍することが決定しました。大阪市にて行われたお別れセレモニーにて、清武は集まったサポーターに感謝の言葉を述べ、クラブでの10年間を振り返りました。清武は、欧州から復帰後の怪我に苦しむ中、サポーターの支援が大きな支えであったと述べています。彼はセレッソ大阪でリーグ優勝を果たせなかったことに未練を残しつつも、これまでの貢献に誇りを持っていると語りました。また、引退は考えておらず、更なる挑戦への意欲も示しました。

今季限りでC大阪を退団する清武はセレモニーで別れのあいさつをする

今季限りでセレッソ大阪を退団する元日本代表MF清武弘嗣(35)が23日、大阪市の本拠地ヨドコウ桜スタジアムでお別れセレモニーを行い、1913人ものサポーターが駆けつけた。

来季は古巣のJ2大分トリニータに完全移籍で復帰することが決まっている。

  ◇  ◇  ◇

【清武のサポーターへのあいさつ全文】

今日は寒い中、平日で忙しい中、足を運んでいただき、本当にありがとうございます。こういう場を設けてくださったみなさまに本当に感謝しています。僕は引退じゃないが10年間、お世話になったみなさんに直接、お礼が言いたくて、こういう場をつくってもらいました。

正直、10年ちょっと(C大阪に)いたんで、いろいろな思い出がたくさんあります。10年に(大分から)移籍してきて、何も分からない僕を温かく迎えてくれたクラブだし、僕はここに来た時に昔からいるサポーターは、たぶん思っていると思うが、すごく人見知りでトゲトゲしていたと思う。たぶんファンサービスも全然よくなくて、なんだこいつは、みたいな感じで思う方もいたと思う。本当にその時はすみませんでした。

17年に(欧州から)帰ってきて、一生このクラブでサッカーをして、引退もするんだろうなと思っていた。C大阪のためにやるのが僕の中ですごくあって、その年に2冠を取れて、すごくうれしかったのを覚えている。

(欧州から復帰後は)今日まで自分が思い描いていたサッカー生活ではなかった。けがばかりで、この7年半、稼働率がむちゃくちゃ悪くて、すごく悩んでます、今も。けど、そんな時に、支えてくれたのは、ここにいるサポーターの応援があったからだと思う。いつもキヨと一緒に、キヨのために、キヨとタイトルを取りたいと言ってくれて、僕はこの7年半、本当にみなさんに支えられてサッカーができた。ここに来てくれた選手たち、かけがえのない仲間たちに会えて、僕はすごく幸せだった。

だからこそ、今年みんなでタイトル、J1優勝をつかみたかったし、唯一心残りはこのクラブでリーグ優勝を取れなかったこと。でも僕はこの10年、このクラブのためにやったという自負はあります。このクラブのために闘って、自分がしっかりやれたという気持ちはある。

いざ退団となると正直、むちゃくちゃ寂しいです。実感はまだないが、今日、こうやってみなさんにあいさつできてすごくよかった。僕はいなくなるが、これからも残る選手、新しく来る選手、これからもC大阪を応援してほしいなと思う。僕はまだまだ引退しないので、これからも僕のことを応援してくれたらうれしいです。本当に10年、支えてくれてありがとうございました。

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