阪神は23日、来年1月1日付の人事異動を発表した。
新たに球団本部などと並ぶ形で「野球振興室」を設置。同室に所属するアカデミーコーチとして、今季限りで現役引退した高浜祐仁氏(28)、元西武の陽川尚将氏(33)、元日本ハムの江越大賀氏(31)が入団する。また今季限りで現役引退した秋山拓巳氏(33)が、ベースボール・アンバサダー(BA)として同室の「旗振り役」を務める
これまで事業本部で行っていた野球振興事業を、1つの部署を作って行うことで推進を図る狙い。女子野球、アカデミー事業に加え、普及、振興活動に力を入れる。
「ゲストティーチャー」の実施回数を増やし、中学生の大会「タイガースカップ」は四国、北陸まで広げて出場チームを増やすことも視野に入れる。また、岡崎太一プロスカウト(41)を監督として日本海L・石川するなど、近年力を入れていた独立リーグ球団との連携も強化する方針だ。