レアル・マドリードのフランス代表FWエムバペ(26)が年内最終戦後、「僕の適応期間はもう終わっている」とチームにうまくフィットしていることをアピールした。
Rマドリードは22日にホームで行われたスペインリーグ第18節でセビリアと対戦。チーム全体が機能して4-2の勝利を飾り、バルセロナを勝ち点で上回って首位アトレチコ・マドリードと勝ち点1差の2位に浮上し、24年を素晴らしい形で締めくくった。
試合後、1得点1アシストを記録し、マッチMVPに輝いたエムバペがインタビューに応じた。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。
まずエムバペは、セビリア戦が今季のベストゲームかという質問に対し、「おそらくそうだと思う。僕たちのプレーはかなり良かったし、ここ数カ月で大きく向上した。セビリア戦はいつも難しく、今日もそうだった。カタールに遠征した後だったので少し疲労あったけど、前半立ち上がりから全力を尽くし、相手のペナルティーエリアに侵入して攻撃を仕掛け、ゴールをたくさん決めることができた。Rマドリードのサポーターは今日の試合を大いに楽しんでくれたと思うし、僕たちもそうだった」と満足げに語っていた。
チームが直近の公式戦5試合連続で3得点以上挙げていることについては「僕たちはお互いのことをよく知るようになっている。僕の加入によりチームでは多くのことが変わったが、監督が言っていたように僕の適応期間はもう終わっている。今はとても調子がいいし、ピッチでお互いをよく理解しているのが分かる。そして、全員がより良いプレーができている」ともうチームにうまくフィットできていることを訴えた。
またエムバペは公式戦で14ゴールを挙げた今季前半戦の総括について聞かれると、「もっとたくさんやれることがあるし、今、見せているものよりもはるかにいいプレーができることを分かっている。でも以前、話したように僕はここ数試合良くなっている。ビルバオでの試合は僕にとって良いものになった。PKを失敗してどん底に落ち、このユニホームのために全力を尽くし、個性を発揮してプレーしなければならないことを自覚する瞬間だった」と、戦犯となった4日のビルバオ戦がターニングポイントになったことを強調していた。(高橋智行通信員)