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【ソフトバンク】山川穂高「ホタキャノンを見せられたら」巨人入り甲斐への警戒感あらわ


ソフトバンクの山川穂高選手が、FAで巨人に移籍した甲斐選手に対して対抗心を見せ、自身がキャッチャーへ転向し「ホタキャノン」を披露したいとジョークを交えつつ語った。彼は甲斐の抜けたチームの穴を埋めるため、キャンプからキャッチャーの練習をしたいと意欲を見せている。また、甲斐が一緒にプレーした1年間で感じた甲斐の意識の高さを評価し、自分も彼のように野球への妥協しない姿勢を貫くことを誓った。甲斐の巨人移籍について、山川は寂しさを明かしつつも、次回の再会に備えて新たな対戦を意識している。これからは異なるリーグで戦うことになるが、日本シリーズなどでの再会を見据えている。

ソフトバンク山川穂高(2024年10月撮影)

ホークスにホタキャノン誕生!? ソフトバンク山川穂高内野手(33)が21日、みずほペイペイドームで自主練習を終え、ジョークを交えながらもFAで巨人入りが決まった甲斐への警戒感をあらわにした。「甲斐が抜けた穴は大きいと思うので。僕がキャンプからキャッチャーの練習をしたいなと。最速110キロのホタキャノンを見せられたら」と“捕手転向プラン”を披露しつつ「他の選手と比べるとね。(一緒にプレーした)年数は短いですけど、もちろん寂しいですよ」と“甲斐ロス”を明かした。

ともに戦ったのはわずか1年。それでも、王者ソフトバンクの顔だった甲斐のすごみを肌で感じていた。今季はロッカーが隣同士で「試合前とかずっと映像を見ている。すごく勉強になりました。甲斐っていう選手がキャッチャーで長くここまでやってきたことが分かった。意識の高さとかすごいなと思っていましたね」と言う。自身も、野球に対して妥協はしない。「練習の虫」で知られる山川だけに、甲斐の野球と真摯(しんし)に向き合う姿に感銘を受けた。

絶対的な正捕手が古巣を去り、決断の際は連絡をもらった。「電話でちょっと話して。でも、電話だったんで後でゆっくり話そうってことで」と、積もる話はこれから。来季からは別々のリーグで戦うが、交流戦をはじめ、日本シリーズで再会する可能性もある。「それはまだまだ先の話で、リーグが違えど『強敵現る』というところですね」と、早くも「巨人甲斐」を意識した。【佐藤究】

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