巨人ドラフト1位の花咲徳栄・石塚裕惺内野手(18)が21日、栃木市のエイジェックスポーツ科学総合センターで行われた自主練習会に参加した。最新機器がそろう同施設で、科学的な視点からデータがフィードバックされた。
トラックマンによるデータ解析やモーションキャプチャーでの映像解析で、打球速度などの数値を測定。ティー打撃の平均打球速度は約150キロを計測し、エイジェックのアナライザー佐藤正紘氏(32)は「非常に高い数値だと思います。プロ野球の方の中でも数値が出てる方なんじゃないかな」と舌を巻いた。一方の石塚は「少しずつでもこういう数値が上がっていければ」としつつも「一番は試合で打つことが大事だと思うので、(数値と試合で打つことを)両立してやっていければ」と冷静に振り返った。
今オフ重点的に取り組むのは、けがをしない体づくり。「(今の体重)は86、7キロくらい。目標は90キロを目安にやってるんですけど、いかに動ける90キロにできるかだと思うので。今いろいろ考えながらやってます」と、無駄な脂肪をつけずに線を太くすることに努める。
来月からは新人合同自主トレが始まる。「春季キャンプに向けてしっかりアピールできるように。そのために今できることをしっかりやって、いい形で入寮を迎えられたらいいかなと思います」と決意を示した。