25年の米大リーグには、多くの日本人が新たに参戦する予定だ。ロッテからポスティングシステムでの移籍を目指す佐々木朗希投手(23)は、多くの球団から注目を集めた。完全試合を達成し、160キロを超える快速球は高い評価を得ている。25歳未満でルール上、マイナー契約しか結べないこともあり、小、中規模市場のチームを含めた大争奪戦となった。メジャー球団との契約は、15日から始まる25年の海外FA契約期間になる見通しだ。
巨人から海外FAとなった菅野智之投手(35)は、1年契約の年俸1300万ドル(約19億5000万円)でア・リーグ東部地区のオリオールズ入りを決めた。36歳シーズンで先発デビューすると、日本人では高橋尚成(メッツ)を抜いて史上最高齢となる。入団会見では「とにかく1年間ローテーションで回れるように。そしたら結果はついてくると思う」と意気込んだ。
中日からポスティング申請された小笠原慎之介投手(27)は貴重な先発型の左腕だ。左腕は、昨年DeNAからカブスに移籍して15勝を挙げた今永昇太投手の成功例がある。阪神からポスティングとなった青柳晃洋投手(31)は、メジャーでは珍しいサイドスロー。特異性が発揮できれば、活躍が期待できそうだ。